実はcygwin、MinGW64、MSYS2がお互い関連しているようでどう関係しているのかわかっていなかった。
というか今でも完全には理解できていない。しかし、おそらくこうではないかと思う。
・cygwinはLinuxライクな環境をWindows内に作るもの。基本的にcygwin内でコンパイルしたプログラムはcygwin内でしか走らない。
・MSYS2はcygwinと同じようにLinuxライクな環境をWindows内につくるものの、コンパイルしたプログラムがWindows上で走るようにするもの。
・MinGW64はそれ自体で、もしくはcygwin/MSYS2内で走るbuild tool
で、最近深層学習関係のNotebookを走らせると途中でwgetだのtailだのLinuxにはあってWindowsにはないコマンドが紛れ込んでいることがあり、いちいち修正するのが面倒。
どうにかしてそうした基本ツールのWindows版がないかと思って探すとcoreutils for Windowsというのが見つかるけれど、最新版が2005年とかでまず使い物にならない。
結局、MSYS2をインストールし、パッケージマネージャでcoreutilsをインストールし、MSYS2のbinフォルダにパスを通すのが一番簡単とわかった。
具体的に、MSYSを
C:\msys64
にインストールしたとすると、MSYS2のコンソール上で
でcoreutilsをインストールして、
C:\msys64\usr\bin
をPATHに追加する。これだけでwgetもtailも普通に動くし、たぶんvimとかも普通に使える。それもMSYS2のコンソール上ではなくWindowsのコマンドプロンプトで。
それにしてもアンチウィルスがすごくうるさい。いや、知らないプログラムがたくさんインストールされたので分かるけれど。