災害を考えた土地選び

今住んでいるところはそこそこ災害を考えて選んだ。今でも当時の判断は間違っていないと思う。やや住宅が密集しており、火災ハザード上は決してよくないが、徐々にセットバックが進んだり都市計画で広い道路が近くに通るようになれば改善していくだろう。地盤と水害はまず大丈夫である。
さて、現在勤務先は自宅からかなり遠く、しかもよっぽどのことがなければ異動はないだろう、という状態である。現在毎日通勤しているが、そろそろ平日単身赴任の形にしようかとも思っている。借りて家賃補助をもらうのも安価で済みそうなのだが、勤務先周辺は自宅周辺に比較すると地価が安価で、築古の物件であればちょっと高級な車一台分で出ていることもあるような土地柄である。なので、いっそのこと買ってしまおうかともチラと考えてしまい、最近は不動産サイトで検索三昧である。といってもWebで出ているような物件は不動産に案件を持ち込んだものの、すぐに買い手が付かないような何か一癖あるようなもの、というのが常識なので、それほど好条件のものがおいそれと見つかるわけではない。広くて素敵な庭がありそうな物件は川の近くで、案の定数年前の大雨で思いっきり周辺が(そしておそらく当該物件も)冠水している。駅からそこそこ近いところにある物件はGoogle Street Viewで見ると何故か入るな危険の文字が。値段からすると家や土地の広さがリーズナブルな物件はやはり駅から遠い。最寄りの駅が4km弱というのは全く電車を使わない前提であれば問題ないのかも知れないが、土日は元の自宅に戻ることを考えるとちょっと憂うつになる距離である。特に極寒・酷暑の日は耐えられないだろう。後は自宅だと思いも寄らないことだが、下水道が本下水かどうか、ガスが都市ガスかボンベかというのが入り交じっていてチェックポイントになっていることにも気付いた。
ひとまずは来年一年賃貸に住んで動き回ってみるかな。ただこの話をしたら「そんなお金はウチにはないよ」とのこと。とほほ。