クラウドサービスのいらぬお節介

しばらく前からDropboxがOSのいわゆる個人フォルダをバックアップするよう勧めてくるようになっている。
これが本当にウザくてイヤ。
向こうとしてはそれで少しでもクラウドの容量を食ってもらい、しかもそれに依存するように仕向けたいのだろうけれど、ローカルには大量のファイルを保存しているし、必ずしも所有PC間で同期したくないものも含まれている。
なので、Dropboxに入れるのは同期したいものだけをわざわざ選択して入れているのだから、そうでないものを入れるよう勧めてくるのは本当にお節介。

と、Dropboxめ!、と思っていたら実はOneDriveも同じことをしているのであった。しばらく前に頻用しているPCを入れ替えたのだけれど、そのときにOneDriveのセットアップまではしておらず、で、先週急にOneDriveをインストールする必要に駆られ、あまりダイアログに注意せずOKを押していたところ、途中で「○○をバックアップしますか?」みたいなものもあって、まあいいかと思ってセットアップを完了させた。その後、デスクトップ上のとあるフォルダを決め打ちで処理するスクリプトを走らせたところ、「そのようなフォルダはありません」とのこと。いや、デスクトップ上にそのフォルダは見えているし、そんなはずはないと調べてみたら・・・。
なんと、個人フォルダまるごとOneDriveフォルダの下に入る構造になっていたのだった。いや、そんなことを頼んだ覚えはないし、勝手にそういう重要な情報のパスを変えるなよ~、とかなりぷんぷんしながらOneDriveのバックアップ設定を外し、不要なフォルダを消した。

MSはサチャナデラの元で「我々はみんなの意向に沿う会社に変わっていきますよ~」という方向転換をしているように感じていたのだけれど、やっぱりユーザ無視の勝手な仕様の押しつけをする性質は変わっていないんだな、とWindows11しかり、OneDriveの独善的なフォルダ移動しかり、とても強く感じたのであった。