Samsungのスマホ

ちょうどデビューしたて、ということもあって、6万円くらいの「Galaxy A52 5G」は値段も性能もちょうどいいくらいじゃない、という礼賛記事があちこち出ているが、個人的にはう~ん、とうめかざるを得ない。

確かにSamsungスマホ東芝富士通がやらかしまくっていたころ(紙上のスペックはいいけれど実際は爆熱で使えない、とか)には「デザインがしっくりくるし、何よりフツーに使えるスマホ」として自分的にも推していた。

でも中華スマホが「低価格・高パフォーマンス」になってきて、しかもいわゆるbuild qualityも上がってきた時点で、Samsungスマホは「確かによくできているけれど、値段の割にはパフォーマンスがいまいち」という位置づけになり、そこからの位置づけが変わっていないと思っているので、もはや推すことはない。

実際、Samsungスマホの出荷台数は今でも世界一位だけれど、注目のハイエンド機は(昔とは違って)大して売れているわけでもなく、ほとんどが低価格帯なのだ(ミドルはやっと最近コスパを上げてそこそ売れているみたい)。で、今回はミドルハイの機種を発売して、いろいろなサイトで「これはイイ!」と言わせているようなのだけれど、個人的には例えば先日購入したX3 Proと比較した場合、性能は劣って価格は倍以上?ありえないでしょ!的な気分である。日本市場向けにFelicaや防水防塵に対応しているのは確かにポイントかもしれないけれど、自分としてはSuica定期使っているし、スマホを水に漬けたり、砂塵の中につっこむこともないし、ということであまり価値が感じられない。

正直、SamsungスマホがXiaomiのスマホを魅力の上でタメを張るようになればいいあ、とは思うけれど果たしてそんなときはくるのだろうか?(少なくとも日本国産メーカではありえないだろう)