Ubuntu 18.04やUnity

4月末にUbuntu 18.04が正式リリースされ、特に12.04→14.04の時にあれこれ大幅に変わって移行に苦労したことから(あまり鮮明な記憶はないが)、今回もいろいろ大変かな、とは思っていた。しかし、わかりやすい解説サイトを見つけてしまい、しかもこれまで知らなかった「How to Upgrade Ubuntu The Debian Way」という方法でアップグレードできてしまうことがわかったので、喜んで既存の16.04をいくつも18.04にアップグレードしてしまった。すぐに発覚したのがPHPのバージョンが上がっていてPHPを使うサイトを設定し直さないといけないことだったが、その他、16.04からのアップグレードだとGNOMEデスクトップが微妙に不具合だらけでDropboxのアイコンが見えなくなったりして、うーむ、という状態になった。

ところで、Unityは初めての時は非常に戸惑い、こんなI/Fありえない、と思った。まるでWindows8のときのように、デスクトップが出てきて何かしたいと思ってもそこにたどり着くことができない。例えばterminalを使いたい、と思ってもスタートメニューのようなものがないのだ。もちろん勝手知ったるツールであればわざわざメニューを展開することなくキーを叩き始めてすぐに辿りつけて却って便利というコンセプトなのだろうが、当時は全然ついていけなかった。

その後数年たち自分自身がLinuxにもそれなりに慣れてくるとUnityのI/Fもまあまあありかな、と思うようになった。Chromeをインストール後にわざわざメニューを探さなくてもchrと打ち始めればすぐに起動できる。うん、まあ悪くない。

18.04のデスクトップの不具合はISOから新規インストールすることで解消できることがわかったが、少し使っているうちに、GNOMEがUnity化している…ということがよくわかった。これがCanonicalがUnityを捨ててGNOMEに走った一因かもしれないのだけれど、いろいろと差異もあって使いにくいこと、またマシンによっては18.04のログイン画面が異様に遅くなってしまうため、またばたばたと16.04に戻しているところである。コマンドでダウングレードはできないので、全部最初からインストールし直しである。そういえばnvidiaのドライバが新しいカーネルに対応できずにインストールできないという問題も出たマシンがあった。いずれはどこかで解消されるのだろうけれど、現時点ではあれこれやりたいことができないため、しばらく自分的には18.04はメインのマシンについて封印する。GNOMEワークスペースが縦しかダメというのもダメだった。しかし、今後やがて18.04に移行していく時結局はあのあまり好きになれないGNOMEを使うしかなくなるのか。ま慣れるのだろうけれど。