京都寺町三条のホームズシリーズ(望月麻衣)

これはたまたま本屋で見かけて紙媒体で1を買い、まあまあ面白いと思って2も買ったものの、以後は買っていなかったのが、Unlimitedで結構先まで読めるようなので3をダウンロードして読んでみた。
読んでみて、まあまあ面白いけれど、今ひとつ好きになれない点もあって、だから読むのを止めたのだ、ということを思い出した。

このシリーズの魅力は殺人の絡まないミステリ風の物語に、京都や骨董品の知識がちりばめられているところだと思うのだけれど、逆にそれが鼻につく感じがあってなんか読み続けられないのだった。

ちょっと違うけれど「本好きの下剋上(香月美夜)」も現代の知識を持って中世風の異世界に転生したという設定で、全体として面白くないわけではないのだけれど、なんというか中世を馬鹿にしすぎている感がときどきあって、読むのを中断してしまった。

どちらも大いに売れていて、それはそれでめでたいことではあるのだけれど。