最も失敗だったソフトウェア

という題の記事があり、興味をそそられて読んでみた。

Microsoft BOBなどは知らず、へぇ~、と思った。

AppleのCoplandはリアルタイムに雑誌などで読んでいたけれど、その当時はMacOSを具体的にどうしようとしているのか、よくわからなかった。今のようにほとんどのOSが普通にマルチユーザー・マルチスレッドで動いている状態から振り返ると、マルチユーザは分からないけれどちゃんとしたマルチスレッドで動くOSに進化させようとしていたのだと思う。わからなかった理由のもう一つは当時のMacOSは個人ユーザ的にはクラッシュすることが確かに多いけれど、かなり満足度が高い経験ができるOSだったこともあり、理解しようともしなかったことがあるかもしれない。未だにClassic MacOSの独特のフィーリングを持つOSは他にない。もしかするとHaiku OSがそれを実現するのではないか、とひそかに期待しているのだけれど、たぶん無理だろうな。

OpenDocはBentoという名前もあったと思うけれど、これはMicorosoftがOLEという仕組みで似たようなことをやったので、大体同じことをしようとしていたのだと思う。で、今でもPowerPointにコピペされたExcelの表をダブルクリックするとExcelが立ち上がって編集できたりすることがあるので、OLE自体はまだ生きながらえているのだと思う。当初喧伝されていたほどには便利でもないが。

Windows Vistaはどういうわけかほとんど使わなかったので個人的には失敗作!という印象はあまりないのだけれど、Windows 8は本当にひどかった。iPadが2010年に出て大いに流行したことを受けて、PCでもタッチスクリーンということだったのだろうけれど、もはや記憶があいまいだが、スタートメニュー以外を押すと、後はどうすればよいのかわからなくなるUIが本当に最悪だった。でも当時ソニーが結構Windows8に入れ込んでいて、凝ったメカニズムのPCを開発・発売していたように記憶するが、VAIOが行き詰ったのはもしかするとWindows 8のせいかもしれない。

記事にはゲームもいくつかあるけれど、開発が行き詰まったり、長い開発期間ののち出たものがひどい出来だったものはもっと他にたくさんあったように思う。