UbuntuというかLinuxの悪いクセ

前にも何度も書いたように思うけれど、Ubuntuではいじらなくてよい設定変更をしてしまいがちで、本当に困る。
一番困るのがネットワーク関連の設定変更で、NetworkManagerからnetplanへの移行も問題を起こしがちだったけれど、netplanに変わってからも別にいじらなくてもよいところをどんどんいじるので、Google検索して出てくる情報が基本的にはすべて間違っている状態に。

具体例として、Raspberry PiIPアドレスを固定化しようと思って、昔用いた以下の設定を使ったところ、

network:
  version: 2
  renderer: networkd
  ethernets:
    eth0:
      dhcp4: false
      dhcp6: false
      addresses: [192.168.1.156/24]
      gateway4: 192.168.1.1
      nameservers:
        addresses: [8.8.8.8, 8.8.4.4, 192.168.1.1]


sudo netplan apply

** (generate:7201): WARNING **: 22:06:46.744: `gateway4` has been deprecated, use default routes instead.
See the 'Default routes' section of the documentation for more details.

というwarningが。別にgateway4でも何も問題ないはずなのに、こういうどうでもいいところを変えてくる。ちなみに正しい書き方だと、

network:
  version: 2
  renderer: networkd
  ethernets:
    eth0:
      dhcp4: false
      dhcp6: false
      addresses: [192.168.1.156/24]
      routes:
        - to: default
          via: 192.168.1.1
      nameservers:
        addresses: [8.8.8.8, 8.8.4.4, 192.168.1.1]

となるようだ。ただ、最近の例を見ているとversionやrendererの指定がないので、積極的に不要なのかもわからない。今のところはwarningも出ないけれど。

あと、netplanの設定変更も言われるがままに99-〇〇という設定ファイルで行っているものの理由がわからなかったが、ファイル名の辞書順の降順で読み込まれるから、ということを本日初めて知った。

昔もっと困ったのが、Ethernetインタフェース名が起動時に動的に付与されるという仕様になったことが一時期あり、I/Fが複数ある時に設定がむちゃくちゃになったこと。これはさすがにその後廃止された。

というかネットワーク周りって基本的に十年以上根本は変わっていないのだから、本当にいじるのをやめてほしいと思うけれど、きっとまた要らぬ変更をするのだろう。