太佐 順「班超」

かなり前に紙媒体で買ったものをいまさら読んでいる、というもの。

う~ん、歴史小説にはなりきれていない、というか、確かに古典から読み取れる事実を元に想像で補って書いているのだろうな、ということが分かるのだけれど、どうにも面白くない。

元が週刊誌だか新聞だかの記者だからなのか、factに対するこだわりが強すぎるあまり、浪漫がいまいち、というか…。だからといって妄想全開もそれはそれはあまりうれしくないわけで、なかなかバランスが難しい。