パソコン世界の嵐―IBM vs.マイクロソフトvs. NEC(脇 英世)

本棚を漁っていたら出てきた本。1993年5月に出た本で、日本でコンパックショックだの、まだOS/2がなんとか頑張っていた話だのが載っている。今となってはなんのことだか分からないネットワークOSの熾烈な競争の話もある。
自分がいつごろ買ったのかは覚えていないが、たぶん当時は今ほど理解できなかったと思う。
というのは著者は技術的なことは正確に理解している人で、それが故に結構難しいことも書いているのだ。
なので、これが講談社文庫の形で出ていること自体が今では不思議な感じ。
この後もコンピューティングの世界は紆余曲折があり、IBMはパソコン事業を手放したし、MacOSだってこの当時とは中身が全く違ったものになっている。Windowsが覇権をとったことはここで予測したとおり。
それにしても今やエンドユーザのコンピューティング環境と言えばスマホだなんてこの当時は誰も微塵も考えていなかっただろう。
もう一つ面白いのが、1991年に産声を上げたLinuxについては全く言及がないこと。
ま、この時点ではまだまだそんなもの。
今ではネットインフラでは不可欠になったし、まだRISC V用の安定したLinuxはないようだけれど、どんなCPUアーキテクチャであれ、とにかくLinuxさえ動けばいわゆるPCとして使うことができるようになるのは素晴らしい。

 

そういえば、題名にあるNECがいまやパソコンの世界ではほとんど存在感を持たないのも隔世の感。というより中身はLenovoで、いわゆるNECのパソコンなるものは存在しないのでは?とも思っているのだけれど、本当のところはどうなのだろう。

TN液晶

先日も触れたIdeaPadであるが、やはり採用している液晶のタイプのためにかなり見にくい、というか醜い。
これはTN液晶、というものだそう。
PC用の液晶でまず間違いないのはIPSというタイプ。これはコントラストも横から見た時の色合いも問題ないことが多い。たまに例外もあるけれど。

で、最近自分が買っているTV用の液晶はVA型が多い、これは横から見たときの色合いは変になりがちなのだけれど、正面から見たときのコントラストが鮮やかなようでTV用途にはピッタリ。そしてたぶんコストは安め。

さて、TN液晶がひどい、ということをかいてきたのだけれど、確か自分で初めて買った新品のノートPCがPowerBook540cで、調べてみるとその液晶がTNタイプなのである。
当時はSTNというさらにコストが安い液晶があって、これは本当にひどかった。
でも上等だと当時思っていたTN液晶が、実はこれほどひどいものだとは…ちょっとショック。

ちなみに、からくりはよくわからないのだけれど、当時、Apple製品はある時期になると50%引きとか信じられない値段でいわゆる「バッタ屋」で販売されることがあり、確か自分が購入したものもそういう品物。

テレビ番組を見ていて、2023年1月は日本が持ち回りの安保理議長国であったことを知り、そういえばそこで活動しているのは官僚だな、と思い、ふと国ごとの国家公務員の数を知りたくなって調べてみたところ、国が作成したこのような資料があった。

ぱっと一番大きな数字だけ見るとずいぶんと国ごとに違いがあり、日本はそれほど多くないようにも見えるけれど、中身を見ると、例えば米国は郵政公社の職員が非常に多く含まれていたり、イギリスは医療職が国家公務員として数えられており、一概に比較が難しいものだと思った。それでもドイツは少ないように見えるし、フランスは多いように見える。

液晶品質は価格次第

古い、といっても数年前のDellのノートPCがあちらこちら壊れ始めてしまい、日常利用には到底耐えられなくなってしまったため、買いなおしたのがLenovo IdeaPad Slim 370 15.6型というもの。

確かにCPUパフォーマンスは値段からすると非常に高いのだけれど、もとより懸念した通り、液晶品質がヒドい。正面から見るとコントラストがイマイチだし、斜めから見ると色合いがおかしい。まあ、でも値段的にはこれで我慢するしかないかな。

あと、Dellは前にも書いたけれど、とにかくキーボードがひどい機種が多すぎる。ノートPCでそれは致命的。なんでその問題を放置しているのか、結構不思議。

ところで、この機種はメモリが増設できないことになっているようだけれど、裏蓋を開けてメモリらしきところに被さっている蓋を取ると8GBのSO-DIMMが刺さっている。ので、32GBのRAMと差し替えると合計40GBまでは増設可能。ちょっと物足りないけれど、まあ通常使用にはこれくらいでよいかも。

リスキリング

またぞろはやり言葉が…とか学び直しなんて昔からあるのでは?と思ったけれど、ちょっと違うらしい。

学び直しは自ら行うもの、リスキリングは雇用者が用意してあげるものという違いがあるらしい。あと、学び直しの横文字はリカレントだそうだ。

X68000 Zのearly preview

掲載されていた。ゴリゴリのプログラマというわけではなく、初代X68000を初日に購入したマニア、ということのようだけれど、再現度とかの感想。
ま、でも前にも書いたように、いまどきネットにもつながらないシステムにどれだけの発展性があって人がそこに情熱を注ぎ込めるのか、個人的にははなはだ疑問。
ちょっと(?)古いmacOSだってWindowsだってもはやまともにネットにつながらないのだ。2-3年前になんとかMacOSX Tiger(Ver.10.4)上でFirefox互換のブラウザをビルドしていた人が、最早無理、と言って投げ出していたのを思い出した。
ましてやインターネットより前のシステムをや。

本当にやるのであれば、パソコン通信環境や他の機種も巻き込んでの仮想懐古空間を作って、その中で遊べると面白いかも知れない。モデム接続やあの接続音まで再現して。
でもそこでできることは基本今のインターネット環境でできることばかりだし、よっぽど酔狂な暇人達がこれでもかという情熱を注ぎ込まないと無理かも・・・というか絶対無理。

phpLDAPadmin

「入門LDAP/OpenLDAP ディレクトリサービス導入・運用ガイド 第3版(デージーネット)」でも紹介されているOpenLDAP管理ツールであるのだけれども、どうもうまく動かない。よく見てみると最新バージョンが2012年を最後に更新されていない。

デージーネットのHPでもOpenSSL3.0や何やら最新のソフトに対応していない、とのこと・・・。

LDAP Account ManagerもどうやらLinuxアカウントの管理が専門のようだし(?でもたぶん、そう)、本当LDAP界隈はどうなっているのやら。

と思っていたところ、LDAP AdminというWindowsで動くソフトが救世主になるかも知れない?こちらも最新版が2017年という辺りが不安ではあるけれど・・・。