皇帝たちの中国史(宮脇 淳子)

Unlimitedでお勧めされたので読んでみた。帯には「中国5000年の歴史など真っ赤な嘘!」とあり、中国の歴史のあら探しをしてあれこれあげつらう本かと思いきや、必ずしもそうではない。現代中国政府の言うことはウソ!、みたいなことはときどき書いているけれど、民族の入れ替わりなど、高校の世界史の教科書には確かに載っていないことが書いてあり、へ〜、と思いつつ楽しく読めた。清朝では徹底的に漢人が行政から排除されていたあたりも、ここまでやっていたのか、ということと同時に、だからこそ今やりかえしているわけだ、とも。星4。