Chromebook

はじめてのChromebook。これまでもUSBにインストールできるCloudReadyなどを試してみたことはありましたが、やっぱりお試し程度にしか触る気にならず、本物に触れる機会を欲していました。

で、経緯はともかく現在、HPのChromebook x360 14bをいじっています。すでにあちこちにレビューがあるのでどんなものかはそういうのを見てもらえればと思いますが、個人的にはどこまで何がChromebookでできるのか、ということに興味があり。

よく、Chromebookで大抵のことはできる、と書いてあることがありますが、おそらくそれはiPadで大抵のことはできると主張していることと同じ、つまりそんなことは嘘っぱちだ、というように思っています。自分もiPadは長く使っているし、10.5インチのiPad Proに純正のキーボードカバーをつけてアレコレしようと思ったことはありますが、結局は使い物にならず、もっぱらコンテンツ閲覧デバイスになっています。たとえ文章を書くことだけに特化しても他のアプリとの連携が限定されていると非常に不便。

さて、Chromebookも結局はChromeブラウザなので、さしたることはできないだろうと思っていましたが、Androidアプリがインストールできるので、適当なオフィスソフトをインストールすればそこそこ使えます。というのも、iPadAndroidタブレットと違って、マルチウィンドウが普通のPCライクだからです。

さらに、Linux(ベータ版)というのがあることがわかり、インストールすると、まずコマンドベースであれこれできるようになりました。さらに、どこかのサイトを参考にしてGUIアプリも起動できるようになると、これでほぼ普通のDebianマシンとして使えるようになりました。自分としてはメールはgmail以外のアドレスがメインなのでどうしてもThunderbirdが使いたかったのですが、それも可能になりました。ただし、内蔵ストレージ以外にThunderbirdのストレージを指定することがどうやらできなさそうので、過去のメールはいったん捨てての運用になりますが(ふだんのThunderbirdフォルダが80GB程度になっているため)。メインはMac上でやるからそれはそれで構いません。

逆に言うと、ここまで普通のPCライクにしてしまうと、Chromebookならでは、という感じはあまりなくなってしまいますね。残っている課題としては今年末でなくなるGoogleクラウドプリントの代替印刷手段をどう確保するか、くらいかな。

 

上の文章を書くためにHPのサイトを見たところ、なんと昨日でこの機種が販売中止になったということを知り、びっくりしました。たぶんGIGAスクールやコロナ事態で引き合いが多く、計画していた数量を売り切ったためではないか、と思いますが、引き続き同程度のオトクChromebookを出し続けてほしいものです。

 

そういえば、Chromebookは会社や学校で管理者が一括管理できる仕組みがあるようなのですが、お試しでできないかな…などとも思っています。