無線LANでしか使わないMBAであり、しかもTimeMachineに使えるHDDが余っておらず、なおかつNASにはそこそこ空き容量がある、という状況なのでそこをTimeMachineのバックアップ先としたい。自分の備忘録を兼ねて方法を記す。
前準備として、バックアップしておきたいNASのドライブをマウントしておく。以下の例ではftprootという名前でマウントしている。
次に、ディスクユーティリティで「ファイル - 新規イメージ - 空のイメージを作成」でイメージを作成する。
すると、保存ダイアログが出てくるので、イメージディスクの実体のファイル名、保存先、イメージをマウントしたときの名前、サイズ、フォーマット、イメージフォーマットを下図のようにする。名前はともかくとして、サイズ以下の注意点を書くと、
・サイズは最低でもバックアップしたいドライブと同容量。できれば倍くらい。
・フォーマットは「Mac OS拡張(ジャーナリング)」。デフォルトでAPFSとなることもあるようだけれど、調べるとTimeMachineのバックアップ先としてAPFSはまだ実績がないので安全性を取るのであれば現時点ではMac OS拡張(ジャーナリング)がよさそう。
・イメージフォーマットは「スパースバンドル・ディスクイメージ」で。
セキュリティを優先するのであれば暗号化を有効にしてもよいかもしれない。
ここで保存をクリックすると、しばらく時間はかかるもののTimeMachine用のディスクイメージが作成され、マウントされる。ここで、TimeMachineの環境設定からディスクを追加しようと思っても追加できず、下記のコマンドを打つ必要がある。
sudo tmutil setdestination /Volumes/TimeMachineMBA/
これで、TimeMachineによるバックアップができるようになった。